結婚って言葉が気になりはじめたら必ず初めに読むコラム

「どうして結婚したいんですか？」に続く2つ目のコラム。

結婚の歴史をお勉強！

ではいってみましょう！

★「結婚の歴史」はじめに
何度もしつこいですが、最初に言っておきます。
わたしは学者でも、学校の先生でもないので、少々内容に誤りがあっても、広い心と軽いノリでお許しください。
よろしくお願いします。

★結婚の起源は？
そもそも、結婚の起源は？
と、意気込んで調べて見たものの、人がいつごろから結婚したか、結婚という制度ができたかっていうのは、正確にはわかっていないみたいです。
あえて言えば、ギリシア神話ができた頃、古くて紀元前15世紀、文字が生まれた紀元前8〜9世紀には結婚というような表現があるみたいで、その頃にはもうあったとしか言えないみたいです。

冷静に考えると、どこからサルでどこから人間？みたいな話まで遡っても、まったく意味がないのではということに気づきました。。。

★結婚相手を選べない江戸時代

ということで、いきなり飛びますが、江戸時代くらいからまず調べてみました。

すると、なんとなくは予想はしていたのですが、
結構エグい。。。

当時は、士農工商の身分制度がはっきりしていたために、身分を越えた結婚なんてとんでもない。
さらに、結婚相手は家同士で勝手に決められていたのだとか！
見つかると、島流しにされたりしたんだとか。
まさに時代劇の世界。
家を守る手段としての役割が大きかったんですね。

それがわかっていても、あの人のことを想うと胸が熱くなって、会いにいかずにはいられないの！
なんて、現代の人から見たら、美談でしょうけど、
当時は、捕まるよって言われてても、やめられない、痴漢や麻薬常習犯と同じ扱いだったわけですね。(ちょっと違う？)

うーん、現代日本で、結婚したいのに、できない人にとっては、みんな勝手に決められるんだったら、
その方がいいじゃん！って呑気な意見も出てきそうですが。。。

ただし、男の人が女の人を、女の人が男の人を互いに好きになってしまうことは、今と同じらしく、その人たちは、夜に密会してたらしいとか。
密会、いやらしい響き。。。
ここでは、夜にデートくらいにしておきましょう。

★身分制度や男社会のはじまりは？
身分制度とか、男社会とか。

またまた話を昔に戻しますが、
どうして男社会になって、身分制度ができたんだろうって疑問に思ったので、縄文時代まで遡ってみました。

縄文時代で言えば、力の強い男の人が狩りに出かけて、女の人は子育てを。
当時の平均寿命は20歳くらいだったようなので、今から考えれば、人生あっという間です。
そんな環境で、狩りや木の実などの採集をして生活しているわけですから、ナワバリ争いになるわけです。
となると、より強い男のいる集団が生き延びて、短い人生で、助けてあげた女の人たちと、子作りに励む訳です。自分の強い遺伝子を残すために。

これぞ、ダーウィンの進化論！

ですがこうやって考えると男社会になるのは何となくわかりますよね。

それで弥生時代になって、稲作が始まって、弥生式土器で貯蔵できるようになります。
すると、稲作が得意だったり、土器作りが上手だったり、貯蔵方法に詳しかったりと、力が強くて狩りやケンカが強いだけが、男の人の判断基準ではなくなってくるんですね。

その頃から物々交換が盛んに行われだして、貧富の差が出来てくるわけです。
さらに一度手に入れた既得権は、ずっと手にしておきたいのが人間の性。
これが身分制度の始まり？

このあとは、古墳時代には全国に地方豪族が何人もいたらしく、さらに大化の改新の天智天皇あたりが出てくると、令和の時代まで続いている元号が出てきたりして、なんか安心してしまう。
平安時代や鎌倉時代などを経て、江戸時代になるわけですね。

では、結婚の歴史の続きです。
★一夫多妻制
当然江戸時代に至るまでには、公家から武家の時代に移っていくにあたり、様々な歴史的な出来事があるわけですが、そこで調べていて、やはり気になるのが、一夫多妻制。
有名戦国武将もみなさん側室がたくさんいたとか。
ちなみに徳川家康には20人ほどいたそうな。

ただこれも男尊女卑っていうことだけではなく、徳川家を守っていくため、優秀なDNAを持った子孫を確実に残すという理由もあったとか。

ただ、これがいつまで続いていたかというと、衝撃的な事実が判明しました。

なんと明治時代。明治維新後、キリスト教をはじめ、欧米文化に倣う時代の流れから今の一夫一婦制になったんだそう。

天皇家に側室がいなくなったのは、大正天皇以降とか。
まだ100年程度しか経ってないというわけです。

★平等な社会に至るまで

一夫多妻制から一夫一婦制になったことを考えると、じゃあ、男社会や身分制度はこれまでどう変わってきたのかが気になってきました。

身分制度は一応明治時代の四民平等で解消の方向に向かいます。
江戸時代に鎖国をしていた日本に、ペリーが黒船に乗って開国を迫ったというのがきっかけです。
その後の文明開化の時代。
天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず
福沢諭吉の学問のすゝめの言葉です。

しかし、そのあとも皇族・華族・士族・平民という名称で差別意識は残ります。
だれでも選挙に投票できるようになる普通選挙法は、1925年。ただし、成人男子のみ。

女性の社会進出の歴史を見てみると、婦人参政権は戦後、1945年。
男女雇用機会均等法は、1985年です。
（ここで既にわたしにとっては、歴史ではなくなっってしまいました。。。）
つい最近では、2016年に女性活躍推進法も施行されたりして、女性の雇用者数の比率は増える一方。

★歴史上市民革命のない日本

話は少しそれてしまいますが、今回いろいろ調べていた中で興味深いお話がありました。
それは、日本においては、国民が自らの手で自由を勝ち取った歴史がないというものです。
いわゆる市民革命がないということです。
例えば、イギリスの清教徒革命や名誉革命、フランスのフランス革命、アメリカの独立戦争みたいなものです。
一説には、日本では江戸時代の一揆が市民革命にあたる、なんてことも書いてありましたが、規模が市民革命と呼べるほどのものではないということなんでしょうか？

時の政権に従順にしていれば、悪いようにはされない。
海に囲まれた島国で、そんな歴史を経て、今の国民気質ができたのではという説です。

何度も言いますが、わたしは歴史学者ではないのでわたしのこの記事を見て、いい加減なこと書くな！とかという批判はどうかされないようにお願いします。

ただ、わたしは、なるほどなぁって、妙に納得してしまいました。
礼儀正しくて、目上の人には従順で、勤勉。

そんな世界的にも注目されている国民気質は、そういった歴史の中で生まれたのかあと。

でも、だから、自己アピールも苦手なのかと。
大勢に従っておけば、悪いようにはされない。
自己アピールができないというか、そもそも自分の考えがない。

何を選べばいいのかわからないと、
えっ、みんな何にしました？
とか、ネットでランキングを探したりと。

★自己アピールは婚活も大切
いつも思っていたのは、みなさん、ご自分の考えや思いを人に伝えるのが苦手だということです。

会員登録するときに、プロフィールを書くのですが、まずは、自分で書いてみませんかとお願いすると、みなさんのプロフィールを参考にして、いいと思ったものを寄せ集めて書いてしまうので、個性のないプロフィールになってしまうなんてことは本当によくあることです。

よく考えたら、学校でもあんまりそんな勉強してこなかったですしね。
最近は違うんでしょ！と思ってる人もいるかもしれませんが、高校生と中学生の子どもがいるわたしから言わせていただければ、自分の意見をはっきり言う訓練をしているかと言われれば、全然あなたが学生の頃に受けてきた教育と大差はないと思います。
教えている大人がわたしたちと同じ教育を受けてきたわけだから、そんなにカンタンには変えられないんでしょうか。

　
★結婚の歴史を振り返って考えること

あなたにとっての結婚ってなんですか？

結婚の歴史を振り返ってみると、

この質問、現代ならではの質問なのではと。

結婚を取り巻く環境が、急激に変化したのは、歴史的にみればつい最近、戦後だったんですね。

明治時代に一夫一妻制になって、1925年にすべてなの成人男子に参政権が認められて、戦後に女性の参政権が認められて。

じゃあ、今の時代、本当にみんなが平等だって言えるか？と言われたら、ビミョーなことはわかっています。
今でも、言われもないさまざまな差別があることは否定しませんから。
ただ、確実に減ってはきているのかなあと。これも個人的な感覚ですが。

それにしても、男女平等を求める流れは、今の日本の社会に大きなインパクトを与えているのは間違いないです。
その流れの中で、女性にとっての結婚を考える際の環境変化は、近年特にめまぐるしいのではと。

育児休暇が男性にも認められたとか、イクメンとか。
離婚しても恥ずかしくない。
むしろ、ガマンして夫婦でいることの方がよくないとか。
何ならわたしが働くから、あなた専業主夫して!
とか。

そんなに簡単なもんじゃない！
あなた、何にもわかってない！
そんな風に思われたキャリアウーマンの方もたくさんいらっしゃるのもわかっているつもりです。
わたしの周りにも、働く女性はたくさんいますから。

でも、確実に日本の女性の生き方の選択肢は、どんどん広がっています。

あなたが好きで、お相手もあなたのことが好きなら、だれとでも結婚できる。
女性も男性と同等に働けるから、男性の収入が低くたっていい！

男女雇用機会均等法から考えたら、まだ30年程度です。

恵まれた世の中に生きているとは思いませんか？

縄文時代の女性がどう思っていたかはわかりませんが、江戸時代に密会してた女性が聞いたら、びっくりです。

★自由がゆえに悩んでしまう

自由がゆえに悩んでしまう。

なんとも皮肉なものです。
こんなに悩むなら、結婚相手を勝手に決められた方が楽なんじゃない⁈
そんな風に思ってしまう方がいらっしゃるのも、気持ちはわかります。

でも、自由であることは絶対にいい！
わたしはそう信じています。

自由はなんでも自分で決められます。
でも、主体的に生きることが面倒な人にとっては、
なんでも自分で決めなきゃいけない、に変わってしまいます。

また、結婚はお相手がいることなので、自由に好きなものを買えるというのとは、まったく事情が違います。
あなたはお相手を自由に選べる。
けれど、選べるだけ。お付き合いできるか結婚できるかはお相手次第。

こんなに悩むなら、結婚相手を勝手に決められた方が楽なんじゃない⁈
なんて、真剣に言っている人がいるとしたら、婚活に疲れて、自由を放棄しようとしているわけです。

あなたが、自分はどうして理想のお相手とお付き合いや結婚ができないんだろうと、真剣に悩んでいるのであれば、多分、あなた自身の問題だと思います。

あなたがあなたのことをよくわかっていないか、あなたが思っている理想のお相手は、実は全然あなたにとっての理想のお相手なんかじゃなくて、あなたの理想のお相手、運命の人は、まったく別にいるか。

自由であることは、自分と向き合って、主体的に生きていかないと、本当の意味で楽しめないんです。
もし、あなたがこう言われて、心当たりがあるなら、是非自分と向き合ってみてください。
今日からすぐできます。あなたのモヤモヤした気持ちの原因は、あなた自身の中にあるわけですから。

ですから、どうか、こんなに悩むなら、結婚相手を勝手に決められた方が楽なんじゃない⁈
なんて言わないで欲しいなあと思います。

★結婚の歴史まとめ

歴史を振り返ると、どうやら結婚は、個人というより、自分の家族を守るためにするものという側面が強かったようです。
人生20年時代は、きっと、DNAにしたがって、種の保存のために、子作り励んでたんでしょう。

あなたは、日本において、歴史上、最も自由に結婚のことを考えることができる時代にいる。
そう思いませんか？

あなたの不満は歴史的にみて、間違いなく、贅沢です。
その贅沢な環境下で、結婚するかしないか選べる。お相手だって自由に選ぶことができる。
あなたは婚活を考えたときに、最高の時代に生きているという充実感に浸りながら、日々楽しく過ごせるのなら、今日からまた違う毎日を過ごせるのではと思ったりします。

さあ、この史上最高の令和の時代に婚活ができるあなた！また明日から前を向いていきましょう！